世界まるごとランキング

身近なものから世界規模のものまで、トップ10ないし20のランキングを、今旬の話題にあわせてお届けします。

航空会社ランキング(ワールド・エアライン・アワード2016)

 

航空会社のランキングはあるの?

 最近、なにかと話題に上る航空会社エアライン)。日本人としては、日本の航空会社が悪いニュースで取り上げられ、世界の批判にさらされないことを祈るばかり。

 さてこの航空会社ですが、サービスの品質や顧客満足度に関して毎年調査し、評価づけしているランキングがあります。それがスカイトラックス社の「The World's Top 100 Airlines」です。

2016年のトップ20は?

 現在、公開されているのは2016年のランキングで、トップ20は以下のようになっています。

 1位 エミレーツ航空

 2位 カタール航空

 3位 シンガポール航空

 4位 キャセイパシフィック航空

 5位 ANA

 6位 エティハド航空

 7位 ターキッッシュエアラインズ

 8位 エバー航空

 9位 カンタス航空

10位 ルフトハンザ航空

11位 ガルーダ・インドネシア航空

12位 海南航空

13位 タイ国際航空

14位 エールフランス航空

15位 スイス インターナショナル エアラインズ

16位 アシアナ航空

17位 ニュージーランド航空

18位 ヴァージン・オーストラリア

19位 オーストリア航空

20位 バンコク・エアウェイズ

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 秋本俊二チャーリィ古庄氏の著書『ツウになる! 旅客機の教本』によると、第三者機関の出資をいっさい受けていないことから、信頼性や透明性などにおいて高いことが世界的にも知られているのだとか。確かに上位陣を見ると、ランキングの信頼性は相当高そうです。

日本の航空会社の評価は?

 2016年は、ANAが2015年の7位から2ランクアップして5位に輝きましたが、JALは残念なことに2015年の21位から変わらずの結果となってしまいました。日本でもっとも古い航空会社だけに、20位内とはいわず、10位内を目指してがんばってほしいものです。

 国内でいち早く格安航空(LCC)市場に参入したピーチ・アビエーションは、2015年の75位から3ランクダウンして78位。格安航空にサービスを求めるのは酷かもしれませんが、せめて格安航空のなかでは上位にきてほしいとは思います。

 ニュースで話題の航空会社の評価は?

 では、今話題の航空会社の評価はどうなっているのでしょうか?

 乗客の強引な引きずり降ろしで世界中の非難を浴びたユナイテッド航空は、2015年の60位から8ランクダウンの68位。ベビーカーの取り上げで話題となったアメリカン航空は、2015年の79位から2ランクアップの77位どまりで、どちらもアメリカを代表する航空会社としては低い評価となっています。LCCと同等レベルでは、サービスがいいとは決して言えないでしょう。

 

 
炎上 ユナイテッド航空 オーバーブッキング発生で無理やり引きずり下ろしアジア人旅客が血だらけ